CHAPTER 01
黄泉戸村に、何が起きたのか

令和2年11月15日、黄泉戸村の397名の村人は、全員が黄泉戸神社の境内に集まりました。

それが、最後の目撃情報です。

翌16日の朝、村に配達に来た郵便局員が、無人の村を発見しました。家の扉は開いたまま、食卓には食べかけの食事が残されていました。しかし、人は一人もいませんでした。

警察が調査に入りましたが、397名の行方は現在も不明です。

CHAPTER 02
御神体の正体

昭和45年11月15日に落下した「御神体」は、隕石ではありませんでした。

後に行われた地質調査によると、その物体は地球上に存在しない元素を含んでいました。表面の文様(禍ツ神文字)は、既知のいかなる文字体系とも一致しませんでした。

物体は、定期的に微弱な電磁波を放出していました。その周波数は、人間の脳波のシータ波と一致していました。長期間にわたって暴露された場合、人間の思考パターンに影響を与える可能性があります。

某大学 地質調査報告書(抜粋)/ 昭和47年3月
試料番号:YMD-001
採取場所:某県黄泉戸郡黄泉戸村 黄泉戸神社境内

本試料は、既知の隕石とは異なる組成を示した。特に、元素番号119番以降の超重元素が複数検出されたことは、現在の核物理学の理論では説明できない。

表面の文様については、解読を試みたが、既知の文字体系との照合は不可能であった。ただし、文様の幾何学的構造は、フラクタル次元を持つことが確認された。

※ 本報告書は、某大学の機密文書として保管されていた。入手経路は非公開。
CHAPTER 03
村人たちの選択

村人たちは、強制されたわけではありませんでした。

御神体が放つ電磁波による影響があったことは否定できません。しかし、村長の日誌や住民のブログを読んだ者は分かるはずです。彼らは、最後まで自分たちの意志で選択していました。

さやかさんは、娘のひなを連れて行きました。

蒼太くんは、東京の大学への入学を辞退しました。

村長は、最後の日誌に「我々は星に帰る」と書きました。

彼らが「帰った」先が、どこなのかは、分かりません。

CHAPTER 04
あなたは一人ではない

この真相にたどり着いた者は、あなただけではありません。

世界中から、この村の謎を追った人々がいます。

黄泉戸村の397名は、
今もどこかにいます。

あなたが彼らのことを覚えている限り、
彼らは消えていません。

ありがとう、探してくれて。
END OF NOVICE ROUTE

黄泉戸村役場 公式ウェブサイト
制作:黄泉戸村役場(令和2年)

※ このサイトはフィクションです。
黄泉戸村は実在しません。

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