鏡の間

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黒い石壁に囲まれた円い部屋。注連縄と紙垂を掛けた木の枠に、黒い円形の鏡が据えられている。
鏡の奥に浮かぶ、禍ツ神の目。
あなたは鏡を覗いています。鏡もまた、あなたを覗いています。

    記録断片

    鏡の間は、地下参道の最深部に位置する空間である。
    壁面は全て黒曜石で覆われ、中央に直径2メートルの円形の「鏡」が安置されている。
    鏡は光を反射しない。むしろ、光を吸い込むように見える。

    鏡の前に立った者は、「向こう側」が見えると証言している。
    向こう側に何があるのかは、誰も正確に説明できない。

    橘神主は、この鏡を「扉」と呼んでいた。
    100年に一度、扉は開く。
    397の魂が揃った時、扉は完全に開放される。

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