アマチュア無線受信ログ・第247チャンネルAMATEUR RADIO RECEPTION LOG / CH.247

資料番号:O-002/令和2年11月15日外部受信記録
時刻目盛りと抽象化された受信状態を示す無線ログの帯状記録
波形は受信記録の存在を示す図形であり、原音声、発信者、発信地点、現実の無線操作を示すものではありません。
受信者
北県アマチュア無線クラブ・JA0NKR(記録者:三枝真由)
受信地点
北県北部・見晴峠中継点
周波数
145.247MHz/非公開業務周波数帯に近接
記録状態
音声原本なし。受信者メモと周波数解析結果のみ。

23時前後、通常は使用されない第247チャンネルに、不規則な搬送波が現れました。発信地点は黄泉戸村方向。最初は雑音と複数人の発声が重なっていましたが、周波数を落として再生したとき、短い警告文が繰り返されていたと記録されています。

CH.247 / 145.247MHz / 11-15 22:58:44
S9+ / 搬送波断続/低周波13.7Hz混入/識別信号なし
[22:59:03] 複数人の発声。単語分離不能。
[23:00:12] 女声または児童の声:「……みないで……」
[23:01:28] 低い男性声。地名らしき反復:「よみど/よみど」。
[23:03:17] 明瞭語:「かがみを、みないで」
[23:06:02] 397回程度の短い応答音。数え上げは途中で途切れる。
[23:11:49] 女声:「おかあさん、こっちを見ないで」
[23:12:03] 搬送波消失。以後、空白。
保全記録:搬送波が現れた区間の音(約22秒)。発声は復元できず、雑音と搬送波だけが残っている。
23:03 警告文
復元書き起こし(確度:中)
「……聞こえる人へ。山のほうを見ないで。鏡を見ないで。
 数えられても、返事をしないで。
 ……もう遅い。星が……」
周波数解析の注記:末尾の断続音は、禍ツ神文字の発音規則に近い周期を持つ。既存の解読表と照合すると、警告文の「返事をしないで」は、学校資料にある「応答の言葉」と反対の指示にあたる。誰かが村の内側から、儀式を止めようとして外部へ放送した可能性がある。
照合の手がかり:無線受信の開始時刻は、北部観測所の星空欠落と一致します。受信者は発信者を特定できませんでした。23時11分の女声と、さやかブログの最終記録(11月16日 03:17「怖くない」)は、どちらも母と子のことばを残していますが、同じ人のものと決める記録はありません。

あの声は、助けを呼んでいなかった。
こちらに来るな、と言っていた。
――三枝真由・受信ノートより。

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