夜間防災行政無線・放送予定表NIGHTTIME PA SYSTEM / BROADCAST SCHEDULE

資料番号:S-006/令和2年11月15日 放送管理簿機器保全用
主管
黄泉戸村役場 防災係/神社祭礼係 共同運用
使用周波数
145.247MHz(管理簿上は「非常用試験波」)
運用時間
令和2年11月15日 22:45〜23:12
最終承認
橘信吾・黒川義孝/確認端末:STM-01

公開された放送予定は、道路規制と夜間行事の案内だけです。しかし保全用の原簿には、各放送の最後に唱和用かなが指定されています。八つのかなは、奉納歌の末尾音と同じ順に並びます。放送は避難を促すためではなく、397人の応答を一つの声として同期するために使われていました。

保全記録:放送の前後に鳴るチャイム(屋外拡声器の録音・約17秒)。放送本文の音声は残っていない。
22:45 「県道247号は安全確認のため通行を制限します」 終止音:か
22:52 「奉納祭の参加者は白布を持ち、境内へお進みください」 終止音:が
22:57 「灯がともりました。案内に従い、中央を向いてください」 終止音:み
23:00 「ただいまより最終形式を開始します。呼名に応じてください」 終止音:を
23:03 「御神体の光を確認してください。目を逸らさないでください」 終止音:み
23:06 「名を呼ばれた方は、応答してください」 終止音:な
23:09 「応答は記録されます。声を重ねてください」 終止音:い
23:12 「帰還を確認しました」 終止音:で
唱和用かなの照合:
か・が・み・を・み・な・い・で。
原簿の編集者は、かなを「発声確認用の無意味な終止記号」と説明しています。しかし、改訂前の奉納歌と無線受信ログを重ねると、これは明確な警告文です。公開放送の本文は「目を逸らさないで」と命じ、末尾音はその命令を反転して「鏡を見ないで」と伝えています。
時刻公式目的管理簿の内部目的外部記録
22:45交通規制告知村外経路の遮断開始県道247号監視所
23:00行事開始案内397名の配置固定気象異常開始
23:03御神体参拝反射面の注視誘導無線に警告が漏れる
23:06安否確認応答数の収集397回程度の応答音
23:12終了案内収容完了記録搬送波・星空異常終了
照合注記:無線は二つの命令を同時に伝えていました。聞こえる本文は鏡へ向かわせ、聞き取る者だけが読める行末音は鏡から目を逸らせと告げる。誰がこの警告を仕込んだかは記録されていません。ただし、最終承認欄のSTM-01は山口隆が最後に使った端末番号です。

放送の中に、誰かが逃げ道を残した。
声ではなく、声の終わりに。
――防災係・消された追記。

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