広報よみど 令和元年5月号MAY 2019

春の山菜

今月の表紙:旬を迎えた山菜(こごみ)。春の息吹を感じます。

特集:奉納祭準備委員会、始動

村の最も重要かつ伝統ある祭事「奉納祭」の準備委員会が、今月発足しました。委員長には、昨年に引き続き村長の黒川義孝が就任。村民の各地区代表者と共に、11月の開催に向けて準備を進めてまいります。

今年の奉納祭は、古文書に記された「星迎えの儀」を古式に則って再現するという、特別な年になります。これは、村の永続的な繁栄と安寧を祈願する、非常に重要な儀式です。準備委員長の黒川村長は、「今年は我々の歴史において、新たな一歩を刻む年になる。村民一丸となって、最高の儀式を神々に捧げようではないか」と力強く語りました。祭りの詳細については、今後本誌にて随時お伝えしていきます。

村からのお知らせ

春の火災予防運動3月1日から7日まで、春の火災予防運動が実施されます。空気が乾燥する季節です。火の取り扱いには十分注意し、たばこの吸い殻の始末や、暖房器具の点検を徹底しましょう。
卒業式3月18日、黄泉戸小学校にて卒業式が挙行され、6名の卒業生が思い出の詰まった学び舎を巣立ちました。ご卒業おめでとうございます。

連載コラム「村の言い伝え」第3回

ねんまつ年始の慌ただしさも落ち着き、村は静かな雪景色に包まれています。冬は、内省の季節でもあります。

むかしの人は、冬の寒さを「神の試練」と呼びました。厳しい季節を耐え抜くことで、精神が鍛えられると考えたのです。

るす番をする子供たちに、囲炉裏端で語り継がれた昔話があります。山奥に住む、恐ろしくも偉大な存在の話です。

かれらは、その存在を直接口にすることを避け、「アレ」や「御方」と呼んでいました。名前を呼ぶことすら憚られたのです。

みなで協力し、その存在を鎮めるための儀式が、今の奉納祭の起源だと言われています。百年に一度、特別な儀式があったとも。

がんらい、祭りは喜びの表現ですが、この村の祭りは少し違います。どこか、祈りと贖罪の匂いがするのです。

めぐりゆく季節の中で、我々はその意味を忘れかけているのかもしれません。ただ形だけを受け継いで。

ざんねんながら、詳しい記録は残っていません。しかし、記憶の底に眠る「畏れ」は、確実に我々の中に息づいています。

めを閉じて、風の音を聞いてみてください。古の村人たちが感じた気配が、そこにあるかもしれません。

暮らしのコーナー

お悔やみ

・佐藤 信二 様(享年78歳)3月5日 病気療養中のところ永眠されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

駐在所だより

村内で飼育されている家畜(鶏、山羊)が数頭、行方不明になる事案が発生しています。獣害の可能性も考えられますので、夜間の戸締まりを徹底し、不審な物音などが聞こえた場合は、決して外に出ず、駐在所までご連絡ください。

村民の声

「田植えの準備で忙しくなってきました。今年は水が少し濁っているのが気になりますが、豊作を祈っています。」

(下町地区・50代男性)

「奉納祭の準備委員会に選ばれました。100年に一度の行事ということで、身の引き締まる思いです。」

(中町地区・40代女性)

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学校だより「ひまわり」

入学式・始業式

4月8日、令和元年度の入学式が行われました。新入生は田中陽くん1名。全校児童47名でのスタートです。陽くんは元気いっぱいに「よろしくおねがいします!」と挨拶しました。

春の遠足

5月10日、全校遠足で黄泉戸川渓谷へ。天候にも恵まれ、楽しい一日となりました。ただし、渓谷の奥(神社裏手)は立入禁止区域のため、児童には近づかないよう指導しています。

保健だより

熱中症に注意

これからの季節、農作業中の熱中症にご注意ください。こまめな水分補給を心がけましょう。

村民健康調査の結果

先月実施した健康調査の結果、村民の87%が「夜間に低い振動音を感じる」と回答しました。某大学の研究チームに相談しましたが、「地質学的な原因は考えにくい」との回答でした。原因は引き続き調査中です。

連載コラム「黄泉戸の四季」第3回

初夏の黄泉戸。棚田に水が張られ、蛙の大合唱が始まる。夜になると、蛙の声に混じって、もう一つの音が聞こえてくる。低く、規則的な振動。それは大地の奥底から響いてくるようだ。古老たちは「あれは神様の寝息だ」と笑う。だが、最近、その音が少しずつ大きくなっている気がするのは、気のせいだろうか。

文・写真:黄泉戸村郷土史研究会

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