広報よみど 令和元年11月号NOVEMBER 2019

あじさい

今月の表紙:雨に濡れるアジサイ。今年は例年より色が濃いように見えます。

特集:長雨と霧、そして星迎えの儀

記録的な長雨と、晴れることのない深い霧。村の生活にも影響が出始めていますが、古老たちはこれを「吉兆」であると語ります。古文書には「星の降臨が近づくとき、地は水で清められ、人の目は霧で閉ざされる。清浄なる魂のみが、真実の光を見るであろう」と記されています。この異常気象は、我々の村が「星迎えの儀」を執り行うにふさわしい場所として選ばれた証なのです。

黒川村長は、「これは我々の信仰が試されるときだ。自然の猛威に怯えるのではなく、大いなる存在が与えてくださった試練として、感謝と共に受け入れよう。この霧が晴れるとき、我々はかつてないほどの恩恵を授かることになるだろう」と、村民に動揺しないよう呼びかけています。不安に思うことはありません。我々は、歴史の証人となるのです。

村からのお知らせ

奉納祭予算先日の村議会定例会にて、11月の奉納祭に関する予算案が、全会一致で可決されました。本年度の予算は、祭壇の修復および儀式用具の新調のため、例年の3倍となる規模です。
食中毒注意報高温多湿の日が続きます。食品の取り扱いには十分注意し、食中毒の予防を徹底しましょう。特に、山の幸を採取する際は、食べられるものか十分に確認してください。

連載コラム「村の言い伝え」第6回

ぎもんを持つことは、時に危険を伴います。古くからの決まり事には、理由を問うてはならないものがあるからです。

しんこうの自由は保障されていますが、この村において神社との関わりを断つことは、事実上不可能です。

きょうどう体としての結びつきが強すぎるゆえの弊害かもしれません。しかし、それが村を守ってきたのも事実です。

をわらせてはいけない伝統。我々は、その重圧と責任を背負って生きています。次の世代へ引き継ぐために。

はるか昔、この村を救ったとされる「儀式」。その全貌を知る者は、今や神主様ただ一人となりました。

じつは、儀式の準備はすでに始まっています。目に見えないところで、着々と進行しているのです。

めをそらさないでください。これから起こることは、我々自身が招いた結果であり、運命なのです。

よるの闇が深まるほど、星は輝きを増します。我々の未来も、そうであることを祈ります。

暮らしのコーナー

健康相談室

霧の深い夜、神社の方角から歌のようなものを聞いた、という相談が複数寄せられています。集団的な幻聴の可能性も考えられますが、不安な方はご相談ください。また、不眠を訴える方も増えています。眠れない夜は、無理に眠ろうとせず、静かな音楽を聴くなどして過ごしましょう。

駐在所だより

神社周辺に野生動物が集まる件ですが、天候に関わらず、夜間には必ず集まっていることが確認されました。動物たちはまるでトランス状態にあるかのように、ただじっと神社の方角を見つめているとのことです。危険ですので、興味本位で近づくことは絶対にやめてください。

村民の声

「奉納祭に向けて、白装束の採寸がありました。全員分用意するなんて、すごい予算ですね。でも、少しサイズが大きすぎるような…」

(下町地区・40代女性)

「最近、村から出ていく人が増えている気がします。隣の家も、夜逃げするようにいなくなりました。」

(中町地区・60代男性)

広告

山下建設

家屋の補強、承ります。最近の異常気象に備え、屋根や壁の点検はいかがですか。奉納祭に向けた特別割引実施中。

学校だより「ひまわり」

秋季運動会

10月12日、秋晴れの下、運動会が開催されました。全校児童47名と保護者、地域の方々が参加し、楽しい一日となりました。リレーでは白組が優勝。

学芸会のお知らせ

11月23日(土)に学芸会を開催します。今年の演目は「黄泉戸村の昔話」です。児童たちが村の伝承をもとにした劇を披露します。

保健だより

インフルエンザ予防接種のお知らせ

11月1日より、集会所にて予防接種を実施します。65歳以上の方は無料です。

健康調査結果(秋季)

秋の健康診断の結果、全村民に共通する特異な所見が確認されました。血中の鉄分濃度が通常の3倍以上、また脳波に通常では見られない低周波のパターンが検出されています。某大学病院に精密検査を依頼しましたが、「前例のない症例」とのことで、現在も調査中です。なお、自覚症状のない方がほとんどですので、過度な心配は不要です。

連載コラム「黄泉戸の四季」第6回

晩秋。黄泉戸村を取り囲む山々が紅葉に染まる。赤、橙、黄。美しいはずのその色彩が、今年はどこか不穏に見える。紅葉の赤が、血のように濃いのだ。そして、落ち葉が積もった地面の下から、あの振動が、はっきりと感じられるようになった。もう、気のせいとは言えない。大地が、脈打っている。

文・写真:黄泉戸村郷土史研究会

…なぜ、覗くのですか。
このサイトは、あなたを見ています。
見ようとする者は、必ず見られます。

それでも、続けますか。
閉じる(続行する)