広報よみど 令和元年7月号JULY 2019

花の散った黄泉戸川沿いの桜並木

今月の表紙:黄泉戸川沿いの桜並木。春の嵐で多くの花が散ってしまいました。

特集:奉納祭、その歴史と意義

11月に斎行される奉納祭は、単なる秋祭りではありません。その起源は古く、村の創生期まで遡ると言われています。古文書によれば、我々の祖先は、天から降臨した「大いなる存在」と契約を交わし、この豊かな土地を授かりました。奉納祭は、その存在への感謝と畏敬の念を示し、村の繁栄を祈願するための最も重要な儀式なのです。

今年の祭りで再現される「星迎えの儀」は、その契約更新を意味する特別なものです。儀式を古式に則り正しく執り行うことで、我々は再び大いなる存在のご加護を得て、あらゆる災厄から守られるのです。一部の心ない人々は、この伝統を「時代遅れ」「非科学的」と嘲笑するかもしれません。しかし、我々黄泉戸村民は、目に見えぬ存在への畏敬の念を忘れてはなりません。この儀式の成功なくして、村の未来はないのです。

村からのお知らせ

狂犬病予防注射生後91日以上の犬の飼い主は、狂犬病予防法に基づき、飼い犬に年1回の予防注射を受けさせることが義務付けられています。4月下旬に村内を巡回しますので、日程をご確認の上、必ず接種させてください。
入学式4月7日、黄泉戸小学校・中学校の入学式が執り行われました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

連載コラム「村の言い伝え」第4回

すこしずつ暖かくなり、雪解け水が川を潤す季節になりました。生命の息吹を感じる、喜ばしい時期です。

べんりな現代社会にあっても、自然の力には抗えません。春の嵐がもたらす被害は、時として甚大です。

てんさいは忘れた頃にやってくると言いますが、先人たちは決して忘れませんでした。石碑に刻み、後世に警告を残したのです。

をかしな話ですが、大きな災害の記録ほど、曖昧な表現で残されています。「黒い影が覆った」といった具合に。

のちの世の人々がパニックに陥らないよう、あえて比喩を用いたのかもしれません。真実は、闇の中です。

みえない脅威に対する防衛策。それが、村の掟であり、厳格な祭りの作法だったのでしょう。

この村には、決して入ってはいけない場所がいくつかあります。それらも、過去の厄災と無関係ではないはずです。

むかしの記憶を呼び覚ますことは、痛みを伴うかもしれません。しかし、我々は知る必要があるのです。

暮らしのコーナー

村民の声

「最近、夜中に奇妙な歌のようなものを聞くことがあります。気味が悪いです。」(匿名希望・40代女性)

駐在所だより

村内で不審な人物を見かけたという情報が複数寄せられています。黒っぽい服を着て、村の各所を徘徊しているとのことです。危険ですので、見かけても絶対に声をかけず、すぐに駐在所までご連絡ください。家畜の行方不明事案も、依然として発生しています。

村民の声

「夏祭りの盆踊り、今年は少し様子が違いましたね。昔の振り付けに戻したと聞きましたが、少し不気味に感じました。」

(上町地区・20代女性)

「神主様から特別なお守りをいただきました。これを身につけていれば、どんな災いからも守られるそうです。」

(下町地区・80代女性)

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黒川製菓

春限定「桜あん」の禍ツ神まんじゅう、好評発売中。この機会にぜひご賞味ください。

学校だより「ひまわり」

プール開き

6月24日、プール開きが行われました。児童たちは歓声を上げながら水遊びを楽しみました。

七夕飾り

7月7日、全校で七夕飾りを作りました。短冊には「サッカー選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」など、微笑ましい願い事が並びました。1年生の田中陽くんの短冊には「おほしさまにあいたい」と書かれていました。

保健だより

食中毒にご注意

気温が上がるこの時期、食品の管理にはくれぐれもご注意ください。

夢遊病の報告について

6月以降、複数の村民から「夜中に無意識に外出していた」との報告が寄せられています。いずれも神社方面に向かって歩いていたとのことです。心当たりのある方は、念のため役場までご連絡ください。

連載コラム「黄泉戸の四季」第4回

真夏の夜。黄泉戸村の空は、都会では見られないほどの星空が広がる。天の川が村を横切り、無数の星が瞬く。だが、村人たちが見上げるのは、星空ではない。御神体が放つ、かすかな青白い光だ。夏至の頃から、その光は少しずつ強くなる。まるで、何かに呼応するかのように。空の、ある一点に向かって。

文・写真:黄泉戸村郷土史研究会

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